米オンライン証券会社シュワブ、売買手数料無料ETFで業界に参入
【4日 Seeking Alpha】チャールズ・シュワブ・インベストメント・マネジメントは11月3日、同社初のETF4本をローンチし、ETF業界への参入を果たした。
一見したところ、シュワブのETFは既存のファンド運用会社が出しているものと同じで、これといった特徴は見当たらない。しかし、詳しく見てみれば、各資産クラスの中で最もコストの低いファンドだということがわかる。
さらに、シュワブの証券仲介の顧客であれば、ETFの売買手数料が無料になる。これはかつて無かったことだ。手数料無料の投資信託が投資信託業界を一変させたように、売買手数料無料のETFはETFに対する人々の認識を変えるだろう。
この1つの変化だけで、ETFよりも投資信託の方が優れているという主張のほぼ全てを退けることが出来るようになる。売買手数料無料ETFならば、ドルコスト平均法におけるコストが気にならなくなる。取引単位が小さいくても、もはやそのコストを気にする必要はない。
シュワブのETF発売によって、他社の対応に注目が集まっている。他の証券会社も自社ブランドのETFを発売するのだろうか? iSharesやSPDRsが証券仲介業に参入するのだろうか? 「戦略的提携」も検討されるだろうが、分配するのに十分な手数料を得ることが難しいことから、実現の可能性は全体的に低めだ。シュワブは、ETF業界の参入障壁を高めただけでなく、401k市場でも十分な攻勢が仕掛けられる位置にいる。
シュワブがローンチしたETF4本の詳細
・Schwab U.S. Broad Market ETF (SCHB)
対象インデックス:Dow Jones U.S. Broad Stock Market Index
エクスペンス・レシオ:0.08%
インデックス:米国株の時価総額上位2,500銘柄で構成。浮動株調整を実施した時価総額方式。
・Schwab U.S. Large-Cap ETF (SCHX)
対象インデックス:Dow Jones U.S. Large-Cap Total Stock Market Index
エクスペンス・レシオ:0.08%
インデックス:米国株の時価総額上位750銘柄で構成。浮動株調整を実施した時価総額方式。
・Schwab U.S. Small-Cap ETF (SCHA)
対象インデックス:Dow Jones U.S. Small-Cap Total Stock Market Index
エクスペンス・レシオ:0.15%
インデックスの構成:米国株の上位751位以降2,500位までの銘柄。浮動株調整を実施した時価総額方式。
・Schwab International Equity ETF (SCHF)
対象インデックス:FTSE Developed ex-US Index
エクスペンス・レシオ:0.08%
インデックスの構成:20カ国以上の先進国から、大中型株を1,400銘柄。
取引手数料が無料になるのは、シュワブのサイトからオンライン取引をした場合のみで、他社で取引した場合は売買手数料が発生する。
また、シュワブは12月に追加で以下の4銘柄のETFをローンチする見通しだ。
「Schwab U.S. Large-Cap Growth ETF (SCHG)」
「Schwab U.S. Large-Cap Value ETF (SCHV)」
「Schwab International Small-Cap Equity ETF (SCHC)」
「Schwab Emerging Markets Equity ETF (SCHE)」
【write to Ron Rowland】
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日々、拡大を続けるETF市場。ETFの本場である米国では、コモディティからショート型ETFまで、じつに700本以上のETFが上場されています。バラエティ豊かなETFは、機関投資家やヘッジファンドにも利用され、米国株式市場の取引高上位の常連となっています。ETFニュースでは、国内ETF市場にとどまらず、注目が高まる海外ETFの値動きやローンチ情報などETF業界の最新動向をいち早くお届けします。
