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運用成績がSPYを上回る大型株ETF5銘柄

10日 Seeking Alpha】多くの投資家にとって、ポートフォリオの核となるのは米国の大型株だ。大型株となれば、時価総額は100億ドルを超えており、各企業は創業からの歴史が長く、業績が安定しており、キャッシュも潤沢に保有しているため、中小型株に比べてリスクが低い。

 さらに、本社こそ米国内にあるものの、国際的に事業を展開している場合が多く、海外からの売上や収入が重要な位置を占めているため、米国の証券取引所で売買できるという利便性と流動性を保ちつつ、一定の地理的な投資分散効果を得ることが出来る。

 世界で最も広く連動先として使われているベンチマークはS&P 500であり、このインデックスへの投資としては「SPDR S&P 500 ETF (SPY)」が高い人気を得ている。SPYはETFの中では、世界的にも最も人気があり取引高の多い銘柄で、それ相応の理由がある。500銘柄に分散して投資しており、コストが低いという点が、投資家にとって魅力となっている。

 しかし、大型株ETFはSPYだけではない。今回は、そのなかでも年初来でSPYを上回るパフォーマンスを見せているETFをご紹介したい。

「ProShares Credit Suisse 130/30 (CSM)」
このファンドは、SPYとおなじリスクリターン特性を備えているが、130%のロングと30%のショートポジションを組み合わた130/30戦略を採用することによって、S&P500を上回るリターンを目指している。CSMの設定来の運用成績は22%で、同期間のSPYは21.5%となっている。

「Rydex S&P Equal Weight ETF (RSP)」
このファンドは、リバランスしながら指数の構成銘柄全てを0.2%ずつ組入れているため、超大型株の比重が大きくなりすぎないようになっている。時価総額加重平均法では、高すぎる銘柄の比重が大きくなり、安すぎる銘柄の比重が小さくなるという欠点が指摘されている。時価総額が小さい構成銘柄が大きな銘柄のパフォーマンスを上回ったため、2009年のRSPはSPYを大きく上回るパフォーマンスで、38%のプラスとなった(SPYは22%)。

「iShares KLD 400 Social Index Fund (DSI)」
DSIは企業の社会責任に着目したファンドだが、S&P SPDRを構成している銘柄の多数が組み込まれている。DSIは、環境・社会・企業統治に関して評価の高い銘柄をピックアップしたファンドだ。アルコール、タバコ、兵器、原子力発電、ギャンブルに関連した銘柄は対象外となっている。DSIは2009年の運用成績が25%のプラスと順調だ。

「Claymore/Zacks Sector Rotation ETF (XRO)」
このファンドの参照インデックスは、自己勘定のクオンツモデルを使っており、優れたリスク調整後リターンを持つと思われる銘柄への比重を大きくしている。XROは2009年のリターンがSPYを2.5%上回っている。積極的なアクティブ運用のためコストも高いのだが、それは超過収益によって十分に打ち消されている。

「First Trust Large Cap Core AlphaDEX (FEX)」
このファンドの参照インデックスは「AlphaDEX」という銘柄選定モデルを使用しており、成長率と価格といった要素に基づいて銘柄を選んでいる。下位25%の銘柄は除外され、それ以外の銘柄を均等に組み入れている。2009年はプラス31%という特筆すべきパフォーマンスで、大型株ETFの中でも指折りの好成績だ。

 SPYは確かに優れたETFだが、最もよく売れているファンドが最も優れたファンドというわけではない。今回紹介した5本のETFが今後も好成績を残すという保証はないが、少なくとも投資を検討するに値する銘柄であることはお分かりいただけるのではないだろうか。
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ニュースとは

日々、拡大を続けるETF市場。ETFの本場である米国では、コモディティからショート型ETFまで、じつに700本以上のETFが上場されています。バラエティ豊かなETFは、機関投資家やヘッジファンドにも利用され、米国株式市場の取引高上位の常連となっています。ETFニュースでは、国内ETF市場にとどまらず、注目が高まる海外ETFの値動きやローンチ情報などETF業界の最新動向をいち早くお届けします。

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